Eclipse-plugin

紹介

Callisto(カリスト)を利用してのインストール

 Callistoとは,Eclipseプロジェクトで開発されている複数の代表的なプラグインを,更新マネージャを利用して,簡単にインストールできるようにするものです。高機能なプラグインは,Eclipseプロジェクトで開発されているEMF(Eclipse Modeling Framework),GEF(Graphical Editing Framework),WTP(Eclipse Web Tools Platform)といったプラグインに依存することが多く,Callistoの使い方を覚えておくと便利です。

 また,プラグインを複数インストールする際,連鎖的に他のプラグインへの依存が発生し問題が生じる場合がありますが,Callistoでインストールしたプラグインは整合性が保たれているので,手軽にプラグインのインストールを行うことが出来ます。


以下の手順で利用します。

(1)ヘルプメニューから[ソフトウエア更新]→[検索およびインストール]を選択[Help]-->[Software Updates]-->[Find and Install]
(2)「インストールする新規フィーチャーを選択」をチェックし,[次へ]をクリック
(3)「Callisto ディスカバリー・サイト」を選択し,[終了]をクリック
(4)適当なミラー・サイトを選択し,[OK]をクリック
(5)様々なプラグインが表示されますので,必要なものを選択し,[次へ]をクリック
(6)ライセンスへの同意などを了承すると,インストールが開始される

◆All-In-One-Ecilpse ◆AmaterasIDE Installer ◆MyEclipse


プラグインの有効化/無効化

 プラグインは,インストールした後に無効化することができます(もちろん有効化も可能)。Eclipse起動後にメニューバーの[ヘルプ]→[ソフトウエア更新]→[構成の管理]を選択します。

 無効にする場合は,当該プラグインを選択し,右のビューで「使用不可にする」をクリックするか,当該プラグインを右クリックして「使用不可にする」を選択します。その際,他のプラグインがそれを使っているなどの依存関係がある場合には無効になりません。その後,Eclipseを再起動するとプラグインが無効になります。


プラグインのアンインストール方法

 最後に,プラグインのアンインストール方法を紹介しておきましょう。最も一般的な方法は,Eclipseをインストールしたフォルダ直下の「plugins」「features」にコピーしたフォルダをそのまま削除する方法です。

 この場合,起動時に指定したワークスペース用フォルダ内の「.metadata」フォルダ→「.plugins」フォルダ配下にある各種プラグインのフォルダに,当該プラグインの設定が残っているため,それも併せて削除すれば,もともとの設定に戻ります。

 そのほかに,アンインストール用のjarファイルを指定してjavaを起動するプラグインもあります。


基本的なプラグイン(10個)

■プロパティエディタプラグイン
 Java開発では,アプリケーションの設定ファイルや,メッセージ・リソース用のファイルとしてプロパティ・ファイルを利用する場合があります。
 プロパティ・ファイルに日本語を含む場合は,native2asciiコマンドなどを利用してユニコード・エスケープ形式に変換する必要があります。このプロパティエディタプラグインを使用すると,エディタ上では日本語でファイルを編集でき,ファイルの保存時にユニコード・エスケープ形式への変換を自動で行ってくれます。

■CheckStyleプラグイン
 Checkstyleプラグインは,ソースコードのコーディング規約違反をチェックするツールです。チェックを有効にするには,プロジェクトを[右クリック]-[プロパティ]-[Checkstyle]をクリックし,「Checkstyle active for this project」チェックボックスにチェックを入れます。

■Log4E
 Log4Eは,各種ログライブラリを操作するソースコードを自動的に生成してくれるプラグインです。JDK 1.4から標準APIに加わったLoggingAPI,オープンソースの代表的なログ出力ライブラリのcommons-logging,Log4Jに対応しています。
 Javaエディタ上で右クリックして表示されるメニュー「Log4E」のサブメニューを選択することで以下のことが可能です。
  * Declare logger : ログ出力変数の定義
  * Log this variable : 選択した変数をログ出力
  * Log at this position : 指定した位置に任意のログを出力
  * Log this method : メソッドの開始,終了ログを出力
  * Log this class : ログ出力変数の定義,メソッドの開始,終了ログを出力
  * Substitute System.out's in this method : 選択したメソッド中のSystem.out.printlnをログ出力に変更
  * Substitute System.out's in this class : クラス中のすべてのSystem.out.printlnをログ出力に変更
 使用するログライブラリは[ウィンドウ]-[設定]-[Log4E]で変更することができます。

■LogWatcher
 Log4Eと組み合わせて使いたいのが,LogWatcherプラグインです。LogWatcherを使うと,ログファイルをEclipseのビュー上に表示できます。単に表示するだけではなく,ファイルに出力されているログをビュー上でリアルタイムに確認することができます。アプリケーション・サーバーなどが自動的に出力するログなどを確認するのに役に立つでしょう。
 LogWatcherビューを開くには,[ウィンドウ]-[ビューの表示]-[その他]で表示されるリストから,[Log Files]-[Log Watcher]を選択します。新たに表示するログファイルを選択する場合,ビュー上部メニューの「Create a new watcher」をクリックし,ログファイルを選択します。

■Eclipse Platform Extensions
 Eclipse Platform Extensionsは,Eclipseにいくつかの便利な機能を追加してくれるプラグインです。インストールすると,メニュバーの[ファイル]に以下のメニューが追加されます。
  * Restart Workbench : Eclipseの再起動
  * Run Garbage Collection : ガーベジコレクションの実行
 また,パッケージエクスプローラ上で右クリックして表示されるメニューには以下の機能が追加されます。
 Open Folder
  In Navigator : 選択したディレクトリをリソースパースペクティブで開く
  In Explorer : 選択したディレクトリをエクスプローラで開く
  In Command Prompt : 選択したディレクトリをコマンドプロンプトで開く
 Copy Name To Clipboard
  Fully Quarified Name : 選択したJavaファイルのクラス名(パッケージから指定した完全修飾クラス名)をクリップボードにコピーする
  File Name : 選択したファイルの名前(ファイル・システム上の絶対パス)をクリップボードにコピーする

■Commons4E
 Commons4Eは,オープンソース・コミュニティApache Jakartaプロジェクトのプロダクトの一つで,commons-langを使用して典型的なコードを出力してくれるプラグインです。
 提供されている機能は,以下のメソッド
  * equals()
  * hashCode()
  * toString()
  * compareTo()
の自動生成です。
 Javaエディタ上で[右クリック]-[Commons4E Lang]を選択すると,対象のメソッド名が表示されます。例えば,toString()メソッドを選択すると,文字列化したい対象のフィールドや,出力する位置などを指定できます。
 なお,commons-langのクラスパスへの追加は手動で設定しなければならないので注意してください。

■FindBugs
 FindBugsは,Javaソースコード中のバグの可能性がある個所を指摘してくれるプラグインです。バグの発生を開発中に未然に防ぐことができます。チェックを実行したい対象のプロジェクト上で右クリックし,「Find Bugs」を実行すると,「問題」ビュー上にバグの可能性がある個所が一覧表示されます。

■DocJar
 DocJarは,Eclipseのビュー上でJavadocの検索,閲覧ができるプラグインです。

■Eclipse Metrics Plugin
 Eclipse Metrics Pluginは,ソフトウエア・メトリクスを計測するためのプラグインです。ソフトウエア・メトリクスとは,ソフトウエアの品質を様々な視点から定量的に評価したものです。代表的な視点としては
  * LOC(Line of Code) : コード行数
  * Complexity : 複雑度
  * Couplings : 結合度
などがあります。

■AnyEdit
 AnyEditプラグインは,Javaエディタを右クリックしたときに表示されるメニューにいくつかの便利な機能を追加してくれます。具体的には,Javaエディタ上で右クリックすると「Convert」というメニューが追加されます。「Convert」のサブメニューで選択できる機能は以下の通りです。
  * Leading tabs to spaces : タブ文字をスペースに変換する
  * Leading spaces to tabs : スペースをタブ文字に変換する
  * Chars to Html entities : 選択した文字列をHTMLエスケープする
  * Html entities to chars : HTMLエスケープされた文字を通常の文字列に戻す
  * Capitalize : 先頭の文字を大文字に変換する
  * Invert case : 大文字と小文字を入れ替える
  * To upper case : 選択したすべての文字を大文字に変換する
  * To lower case : 選択したすべての文字を小文字に変換する
 Javadocを記述するとき,HTMLのタグは,「table」→「<table>」のようにエスケープ処理された形で記述しなければなりません。これはなかなか手間がかかります。「Html entities to chars」を使用すれば,選択範囲を一括で変換してくれるのでjavadocの記述が楽になります。

Plug-in Catalogueのページ
http://www.eclipse.org/community/plugins.php
ここで紹介したプラグイン

■プロパティエディタプラグイン
説明:プロパティファイル編集用エディタ
ライセンス:GPL
提供元:http://propedit.sourceforge.jp/

■CheckStyleプラグイン
説明:コーディング規約チェック
ライセンス:LGPL
提供元:http://sourceforge.net/projects/eclipse-cs

■Log4Eプラグイン
説明:ログ出力実装
ライセンス:フリー/有償
提供元:http://log4e.jayefem.de/index.php/Main_Page

■LogWatcher
説明:ログ表示
ライセンス:CPL
提供元:http://graysky.sourceforge.net/

■Eclipse Platform Extensions
説明:プラットフォーム拡張
ライセンス:AFL
提供元:http://sourceforge.net/projects/ttl/

■Commons4E
説明:jakarta common-langサポート
ライセンス:EPL
提供元:http://www.jiayun.org/mediawiki/index.php?title=Commons4E

■FindBugs
説明:バグの可能性があるソースコードを指摘
ライセンス:GPL
提供元:http://findbugs.sourceforge.net/

■DocJar
説明:Javadoc検索
ライセンス:フリー
提供元:http://www.docjar.com/

■Eclipse Metrics Plugin
説明:メトリクス計測
ライセンス:CPL
提供元:http://eclipse-metrics.sourceforge.net/

■AnyEdit
説明:テキスト変換
ライセンス:BSD Lisence
提供元:http://andrei.gmxhome.de/anyedit/index.html

Eclipse-GUI

■Visual Editorプラグイン
(1)グラフィカル・エディタ
(2)ソース・エディタ
(3)デザインパレット
(4)Java Beanビュー
(5)プロパティビュー
(6)カスタマイズ・レイアウト・ウィンドウ

■WindowBuilder Pro
 実際の開発現場でVEを利用することは可能でしょうか?
正直なところ,それは難しいでしょう。VEに任せられるのは(今のところ)
簡単なツールの開発や,Eclipseプラグインの作成が関の山です。
 VEよりも実用に耐えうるプラグインとして候補にあがるのは,
間違いなく「Window Builder Pro」です。
価格/ライセンス 無償(trial version),有償(Commercial license:299ドルから)

■Matisse4MyEclipse
NetBeansには「Matisse」という高機能なGUIビルダが提供されています。
ここで紹介する「Matisse4MyEclipse」は,このMatisseをEclipse上で利用するためのプラグインです。
(ただ,年間ランセンス料49.95ドル)

■Jigloo SWT/Swing GUI Builder
説明 GUIビルダ・プラグイン(Swing/SWT対応)
価格/ライセンス 75ドル(非商用利用は無償)


Eclipse-WEB

■Eclipse WTP
──J2EE用プラグインセットの大本命
 Eclipse WTP(Web Tools Platform)とは,Eclipse開発元が提供している,サーバーサイド・アプリケーションの開発環境の決定版です。サーバーサイド・アプリケーションを構成する各種ファイル用のエディタと,J2EE仕様に基づいたアプリケーションに必要となるweb.xmlの編集,サーブレットの作成,JSPの編集,カスタムタグの補完,アプリケーションのJ2EEサーバーへのデプロイ,デバッグなどの機能を持っています。
 データベースへの接続もサポートしており,EclipseからSQLを実行することも可能です。また,Webアプリケーションだけでなく,EJB やWebサービスの開発,EJBとWebアプリケーションを組み合わせたエンタープライズ・アプリケーションの開発を支援する機能も含んでおり,J2EE アプリケーション開発をフルセットでサポートする機能が揃っています。
主な機能
  * HTML,XML,JSP,CSS,JavaScriptの構造化エディタ(色付け,補完,文法の検証)
  * ServletやEJBのウィザード形式での作成,設定の検証
  * 多種のJ2EEサーバーとの連携(起動,デプロイ,デバッグ実行)
  * データベースとの連携(接続,検索,更新,SQLの実行)
  * 複数のWebアプリケーション,EJBなどを含んだエンタープライズ・アプリケーションの作成
  * XDocletと連携したWebおよびEJB関連ファイルの生成
  * Eclipse内部で動作するWebブラウザ
  * Webサービスの作成,WSDLの編集,クライアントの自動生成,テスト用UDDI

■AmaterasIDE
──Webアプリケーション用の軽量で気が利いたプラグインセット
 AmaterasIDEは,Tomcat上で動作するアプリケーションをターゲットに定めた,JSFやStrutsフレームワーク用のプラグインを含んだパッケージです。EJBの機能を利用しないのであればWTPより軽量です。
 AmaterasIDEにはEclipse SDKや言語パック,プロパティエディタなどが厳選されて収録されているため,インストール直後から普通に日本語が使えるというのも大きな魅力です。
主な機能
  * Struts設定ファイルのグラフィカルな編集(Amateras StrutsIDE)
  * Faces設定ファイルのグラフィカルな編集(Amateras FacesIDE)
  * HTMLファイルのビジュアル編集(Amateras EclipseHTMLEditor)
  * プロジェクトのTomcatへのデプロイ,Tomcatの起動/終了(Sysdeo Tomcat)
  * データベースの閲覧(DBViewer)
  * Subversionとの連携(Subclipse)
  * ソースの静的チェック(CheckStyle,FindBugs)

■MyEclipse
──実績&サポートのある様々なプラグインのセット
 MyEclipseは,米Genuitecが提供している,様々なプラグインをセットにしたものです。日本国内では日立製作所が日本語化し,技術サポート付きで販売しています。Eclipse SDKに,以下の機能を含んだプラグインが追加されます。
主な機能
  * WTP(機能強化版)
  * SQLエクスプローラー(sqlexplorerベース)
  * HTML,JSPのビジュアル編集
  * Struts設定ファイルの編集支援,検証(EasyStrutsベース)
  * Faces設定ファイルの編集支援,検証
  * Tapestry・Spindleテンプレートの編集支援,検証
  * データベースからのクラス生成およびORマッピング生成支援(Hibernate Tools)
  * Spring設定ファイルの編集支援,検証(SpringIDE)
  * JavaScriptのデバッグ,DOMインスペクタ
  * Bugzillaとの連携
  * Matisse Layout Manager
  * イメージエディタ

◆SpringIDE
──SpringFrameworkのためのプラグイン
 SpringIDEは,DI/AOPコンテナのデファクト・スタンダードであるSpringFrameworkのためのプラグインです。
主な機能
  * Spring設定ファイルの編集支援,検証
  * Spring設定ファイルの内容をグラフィカルに表示
  * 設定されたアスペクトをソース上にマーキング
 SpringFramework本体もプラグインに含まれていますが,後々のために別途ダウンロードしておくことをお勧めします。

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